CONTEMPORARY HAEAIIAN MUSIC FILE
RAY GOOLIAK/Home Away From Home
 Ray Gooliak
Side-1
1.Goodbye Aloha
2.Dream Lady
3.Making Amends
4.Love Is All
5.See

Side-2
1.Take Good Care(Of Your Time)
2.Maui On My Own
3.Hold Her Own
4.All Alone
5.Home Away From Home


Produced By:Ray Gooliak

Ray Gooliak:Acoustic 6,12 String,
and Classical Guitars,
Lead and Rhythm electric Guitars,
Acoustic Piano,Electric Piano,
Bass,Drums,Synthesizer,
ARP String Ensemble,
Percussion,All Lead
and Backup Vocals.

J.Michael Henderson,Bryan Murphy
:Background Vocals On<Love Is All>

Gerld Smith:Saxphone On <All Alone>
Silver Sidewalk Production
SSR-001-V(1979/LP)



COOL SOUND (CD-COHI-1001)
25/Jun/2000 on sale


フリー・ソウルの盛り上がりで,またまた話題沸騰のアーティストがこのRay Gooliak。聞くところによると渋谷界隈の中古屋さんでは3万円もの驚くような高値が付けられているようです。さて、本題...ハワイのNed Dohenyと呼ばれる彼が79年にリリースした名盤がこの『Home Away From Home』、毎年夏の日差しを感じる頃になるとターン・テーブルの定番となってしまう1枚です。クレジットを見ると一目瞭然ですが、ギター、ベースをはじめ殆どの楽器をプレイし、マルチ・プレイヤーぶりが伺えます。『常夏の楽園ハワイ』、そんなイメージにピッタリのヴォーカルは都会の喧騒をひととき忘れさせてくれ、眩いくらいの日の光を感じさせてくれます。(ここで言うハワイは観光客が大挙して押し寄せるオアフ島ではなく、THE VALLEY ISLEと呼ばれる島、そうマウイです。)その歌声はあくまでもメロウ&ソフト、Audy Kimuraを彷彿とさせるようなヒューマンな温かさであり、また時にハワイ独自の土臭さであったり、そのあたりがセールス・ポイントとなっています。鯨の町゛ラハイナ″あたりのバーを思わせるようなジャケットも印象的、推薦曲はNED DOHENY調のA@<Goodbye Aloha>。ウェスト・コースト調のアレンジが心地よく響きます。また12弦ギターの音色が美しいB@<Take Good Care(Of Your Time)>、Cecilio & kapono調のBA<Maui On My Own>ではマウイに対する熱い思いが切々と歌われています。79年の作品ですが今なお色褪せない名作、夏の薫がする頃に是非どうぞ。


Isle Say

Tropical
1.Maui On My Mind/Damon Williams
2.Hear U-R/Ray Gooliak
3.Another Day's End/Damon Williams
Jazz
4.Over You/Kelly Covington
5.Kundalini's Dilemma/Peter Schimke
6.It's Nothing Personal/John Zangrando
R&B
7.Something About This Life/Bobby Ingram
8.Expect The Unexpected/Gene Argel
9.That Ain't Love/Susie Mirkovich
Rock
10.Without Measure/Fulton Tashombe
11.Tunami Kickback/Tommy Hall
12.Little Wills Of Men/Scot Freeman
Ray Gooliak/Isle Say
Silve Sidewalk SSR-002-A
Produced By Ray Gooliak
Co-Produced By Tommy Hall


COOL SOUND (CD-COHI-1002)
25/Jun/2000 on sale

ファースト・アルバム発表後の経緯は不明ですが、最近になって彼の名前を発見!なんと96年にSilver Sidewalk Recordsから新作をリリースしていました。きっとマウイでコンスタントな活動を続けていたのでしょうね。でも純然たる新作ではなく、マウイのアーティスト11人がRay Gooliakの曲をパフォームするコンピレーション・スタイル。(本人も1曲歌ってます。)Tropical/Jazz/R&B/Rockの四つのジャンルの楽曲が収録されており、非凡なる才能を垣間見る事ができます。注目は往年の名曲<Maui On My Own>をDomon Williamsがパフォーム、90年代風味を加えリニューアルしたこの曲は必聴です。ヴァラエティに富んだ選曲ですが、基本的にはコンピ盤ですのでマニア向けってことになりますね。
Silver Sidewalk Recordsも現役と言う事は1stアルバムもCD化されている可能性やオリジナル・アルバムもリリースしていそうですね。

[28/Apr/99]


追補
この夏、クール・サウンドから2枚のアルバムが発売されます。(予定:2000年6月25日)
まさかのCD化!これはまさにミレニアムの奇跡としか言いようがありません。きっと今までベールに包まれていた、レイの詳しい経歴が明かされることでしょう。

レイの代表曲である<Maui On My Own>がレコーディグされたのは、ホーム・グロウンっていうローカルなアーティストを集めたコンピ盤が最初。このアルバムはハワイの音楽界の登竜門的な役目を果たしていました。

[20/May/2000]