CONTEMPORARY HAWAIIAN MUSIC FILE
JOHNSON/Forever
1.Oh Girl
2.Forever
3.Make It Last
4.Do You Remember
5.Now That You're Gone
6.Secret
7.If I Could See Love
8.Fall In Love Again
9.Now & Forever
10.Try Again
11.Hasta El Fin

Produced By Humberto Gatica,Claude Gaudett,Johnson Enos

Arranged By Mark Portmann

Guitar:Michael Thompson,Michael Landau,Dean Parks
Sax:David Koz,Claude Gaudett
Drums:John Robinson
Drum Programming:Claude Gaudett
Keyboards:Robbie Buchanan,Mark Portmann,Randy Waldman
Synth Programming:Tony Smith
Percussion:Luis Conte
Background Vocals:Warren Webie,Kuk Harrell
Acoustic Guitar:Dean Parks

CD:WestsideWLH70210(1999)

どうですこの豪華な面子!Hawaiiものには珍しいほどの豪華面子が参加しています。
Johnson Enosの『Forever』はメインランドで録音、制作されたNice AOR-Vocal Albumです。セピア・カラーのジャケが一際印象的、内容は全編スイートなAOR。ProduceはDavid Foster一派のHumbert Gaticaga、ArragerにはRandy Waldmanが迎えら、Michael Thompson、 David Koz、Warren Wibie、Dean Parks、Robbie Buchanan、John Robinson、Luis Conte、Michael Landau、Mark Portman等など豪華キャスト。
オープニングナンバー<Oh Girl>では、今は亡きWarren Webieのコーラスが涙を誘い、David KozのSaxもでしゃばらずいい感じでなっています。また、<Try Again>でフューチャーされるMichael ThompsonのソロやDean Parksのアコギの旋律はききどころ。
バックの計算された完璧なサウンドの載せたメロウでソフトなヴォーカルが心地よく響きます。アコギの音色がそこはかとなくアイランド・テイストを醸していい感じです。

1999年度、最高傑作と言い切ってしまいましょう!Check It Out!


[23/May/99]
追記
99年当時ジョンソンはこのアルバムでデビューしたのかと思っていましたが、実はこのアルバムが通算3枚目となるものでした。またこのアルバムはメインランド進出盤だったようです。当時そんな事を知る由もなかったのですがハワイのミュージシャンである、ランス・ジョーとHPを通じて知り合いになりハワイの音楽事情が見えてきました。ジョンソンは幼い頃からタレント活動をしていたようで、そんな彼の才能に目を付けたのが、かのリック・キーファー&デヴィッド・カウアヒカウア。その彼らのプロデュースのもと『Johnson Enos』を1989年リリース。『変わらぬ想い』をヒットさせたグレン・メディロスを彷彿とさせるルックスとは裏腹に、『愛』をテーマにしたとろけそうなバラードを聴かせてくれます。カリビアンビートに乗せた<You & Me Togther>で幕をあけるこのアルバムは何かを予感させるに充分。お薦めはやはりバラード<If Only We Could Be>、マイケル・マクドナルド作<Fools In Love>あたりでしょうね。
その3年後、セカンド・アルバム『Be My Love』をファーストと同じプロデューサーを迎えリリース。まだまだ幼さが残るジョンソンですが、その歌声は飛躍的に成長。なんと1曲めは名曲<Oh Girl>、サード・アルバムに再収録された原曲がここにあったのですね。2曲めの<Never Gonna Let You Leave>のイントロ、曲調はまるで勢いのあった頃のジャクソンズ。(ちょっとテイストは違うかなって感じですが、まーご愛敬ってことでね)最大の特徴はハワイ産ポップスには必須のご当地ソング、所謂ハワイの町や場所を歌った曲が収録されている事。ハワイアン・ポップスはこうでなくちゃ、雰囲気がでないと言うもです。<Halealala><Maunalua Bay><Lahaina>などは、トラディショナルにならず違和感なく聴けます。
残念ながら、現在廃盤状態。入手困難ですが、都内の中古屋さんでゲットなどの情報もありますので、ひょんなところでみつかるかもしれません。