CONTEMPORARY HAWAIIAN MUSIC FILE |
Lance Jyo/Dreaming |
1.(I Will Be)True To You/LANCE JYO &
JOANNE MILES 2.Diamond/LANCE JYO 3Together As One/TIFFANY CATALFANO 4.Long Distance Love/AT SECOND GLANCE 5.I Believe In You/GALEN TAKUSHI 6.Who's Foolong Who/DARLA SHORT 7.Every Single Beat Of My Heart/AT SECOND GLANCE 8.I'll Be There/LANCE JYO 9.Lovers Vow/AT SECOND GLANCE 10.Forever By Your Side/DARLA SHORT 11.Christmas In Our hearts/LANCE JYO,JON BASEBASE & GALEN TAKUSHI |
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1,4,7,9:Produced By AT SECOND GLANCE,MARK
SANTOS,PHIL GALAURA 2,5,8,10:Produced By LANCE JYO 3,11:Produced By LESTER GANTAN |
MGC1016 |
LANCE JYO?...<Every Single
Beat Of My Heart>?って聴き覚えのあるメロディー........。 この夏(98)手にした『HAWAI’I 98』と題されたコンピレーション・アルバムのなかで最初に目、耳に留まったのが今回の主役、LANCE JYO。そのアルバムはHAWAIIの日本人旅行者向けのFMステーション(FM99.5)の企画もので、HAWAIIAN STYLE R & B, SLACK KEY GUITAR, URBAN CONTEMPORARY, HAWAIIAN FORK, CHRISTIAN, LATINなど、16アーティストの楽曲を収録、その中で一番輝いてた曲が<Every Single Beat Of My Heart>。LANCE JYOとのクレジットがありますが、この曲は「AT SECOND GLANCE」のアルバムに収録されている彼らの代表曲。もちろん彼はこのグループの片割れですから、想像するにそれぞれソロ活動に入ったかも?ですが全く不明です。さあ、とにかくLANCEのソロが有るなら是非聴いてみたい!!!と言う事で大捜索開始。『HAWAI’98』のCDに収録された曲の元アルバムがご丁寧に写真入りで紹介されていて、手がかりは名前とアルバム・タイトル『Dreaming』。あちこちの大型CDショップで捜索するもわからずじまい...やっとの思いで手に入れたのですが.、これが抜群の出来!ジャケットに写るLANCEはまるで日本人、しかし、あまりセンスの良いジャケとは言えませんが中身は完璧なHAWAIIAN CONTEMPORARY SOUNDです。その実績は「AT SECOND GLANCE」で保証済み、甲乙つけがたい内容を持っています。しかし、完全な新譜、ソロ・アルバムではなくて、LANCEの新曲(あるいは未発表曲)となるものはA<Diamond>、G<II'll Be There>の2曲のみ。@、C、F、H、Jは「AT SECOND GLANCE」時代の名曲、B、E、Iの4曲はゲスト・ヴォーカリストによるもの。Dは相方のGALEN TAKUSHI(AT SECOND GLANCE時代の未発表曲)。MGCに移籍し、メジャー・デビュー(?ってことはグループは解散...)にあたり過去の代表曲を中心に、他のアーティストに提供した曲を集めて作られた作品と推測されます。さて、その内容ですが「AT SECOND GLANCE」時代の名曲は説明不要って感じのAOR度を誇っていて...いつ聴いても良いです。もっとも注目すべきはDARLA SHORTの名唱Eの<Who's Fooling Who>でしょう。最近のHAWAII物のアルバムでちょくちょく耳、目にする注目の女性ヴォーカリスト。ボサノバ・タッチのミディアム&スローのメロディーにのせて歌う彼女のウィスパーリング・ヴォイス、もう完璧!。そしてI<Forever By Your Side>でもエモーショナルなスロー・バラードにノックアウトされること間違い無し。いずれもLANCE JYOのペンによる佳曲ですが、なによりも彼女のヴォーカルにきらりと光る原石の輝きがあります。彼女のソロ・アルバムも有りそうな気配ですが、現在のところ不明、もし存在するならば、かなりのポテンシャルを期待できそうです。ヴァラエティーに富んだアルバムですが、LANCE JYOの才能を凝縮した作品といえそうで、メジャーになる日もそう遠くない気がします。 #一方、相方のGALEN TAKUSHIはどうしたんでしょうね? [21/Nov/98] 訂正・追補 MGCに移籍し、メジャー・デビュー(?ってことはグループは解散...)にあたり過去の代表曲を中心に、他のアーティストに提供した曲を集めて作られた作品と推測されます。 →他のアーティストに提供した曲ではなくて、このアルバム用に準備されたもので、彼はデビッド・フォスターやクインシー・ジョーンズなどの様にプロデューサー的なアプローチでゲスト・ヴォーカリストを迎えてこのアルバムを制作。 ダーラのソロ・アルバムも有りそうな気配ですが、現在のところ不明、もし存在するならば、かなりのポテンシャルを期待できそうです。 →残念ながらソロ・アルバムは存在しません。 #一方、相方のGALEN TAKUSHIはどうしたんでしょうね? →現在音楽活動停止中です。 [21/Oct/2000] | ||||||||||||
2000年10月15日、来日中のLance Jyoとスペシャル・ミーティング! 突然、Lance Jyoからメールが届いたのです。 まさか?そのメールの内容はというと、来週東京へ行くので、是非会いたいって!? こんな機会はめったにないので、『OK』のレスを送って、早速逢う事になりました。 渋谷のタワーレコード前で午後1時に待ち合せ、約束の時間を少し過ぎて現れた彼。 場所をFrideay'sに移して食事をしながら約2時間、音楽談義に華を咲かせてきました。 #こんな出会いもあるのですね? まずは、一番の疑問だったAt Second Glance時代にカバーした<Leaving Tomorrow For Maui>について、突っ込んだ質問をぶつけてみました。 あの曲は、Tim Feehanが所属していたことで知られるカナダの伝説のAORバンド、Footlooseの名曲。そんな超が付くほどマイナーな曲を何故ハワイの彼らがカバーしたのか?
話を聞けば彼はかなりのAOR好き、彼もFootlooseのオリジナル盤を持っていて、Tim Feehanのファンらしい。そのFootlooseは勿論、マイナーなソロ・アルバム『Sneak Preview』(82)、『Full Contact』(90)、『Play For Rain』(96)などのアルバムも所有しているとのこと。#87年の『Tim Feehan』のCDを探しているんだって。 この<Leaving Tomorrow For Maui>って曲はハワイでは非常にポピュラーなものだそうです。 そんな、Tim Heehanのファンである彼がAt Second Glanceで取り上げたのは非常に自然な流れで妙に納得。 また、このカバー曲は日本の旅行会社JTBのハワイ・キャンペーンのタイアップ曲として取り上げられ、当時話題となったようです。
経歴について聞いたところ、At Second Glanceの前身は92年のThe Light Projecと呼ばれるアルバムからだそうです。そのアルバム(Music Tape)には次の7曲が収録されていました。
Q:Galen Takushiは? A:現在活動を停止しているよ。 Q:地元でのライブは? A:残念ながら定期的なライブ活動は行っていないんだ。実は普段、僕は小学校の校長先生なんだ。いつも はドレスアップして学校に通ってるんだぜ。 ハワイのアーティストはみんな二つの仕事をもってるのが普通。 Q:『Dreaming』でフュチャーされているDarla Shortって、ソロ・アルバムがあるの? A:彼女は美容師なんだ。ソロアルバムはないよ。 Q:どんなアーティストがお気に入り? A:David Fosterかな。AORは特にお気に入りのジャンル。ハワイではKalapana、Mackey Fearyあたり。 Bobby CaldwellはLAで見たことがあるよ。彼もいいね。 Q:ハワイのアーティストとの交流は? A:Jon Basebase、Ben Vegasあたりかな、、今度ハワイに来たら紹介するよ。 Q:気になる新譜は? A:2000年の12月にクリスマス・アルバム『Christmas In Our Hearts』をリリース、2001年の夏に『Reflections』を予定しているんだ。 出来上がり次第送るから期待して待っていてくれよ。 出来上がっているデモをCD-Rで貰ったのですが、そこには2曲の新曲が収録されていました。 Allison Arakawaの透明感溢れるヴォーカルが素敵な<My Destiny>は、ボビーの<With Out Your Love>を彷彿とさるアレンジに思わず笑みがこぼれてしまいました。もう一方の<Come Dream With Me>は一番輝いてたころのDavid Fosterを思わせるシンセの旋律。AORファンは一発でノックアウトでしょう。新譜かなり期待出来そうです! Maharo! Mr.Lance Jyo. [22/Oct/2000] |
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