Hot News/Jan/2001


Hot News
謹賀新年!
昨年はハワイのナイス・ガイ、ランス・ジョーと知り合いになり、ダイレクトに情報が届くようになりました。定期的な更新は今年もきつそうですががんばりますので、宜しくお願いします。
では、今年最初のお薦め盤を紹介しましょう!



★はコンテンポラリー度を表示 ★が多いほどコンテンポラリー度が高い事を示しています。
#すいません、あくまでも個人の主観です。

Sabrina/Somewhere In My Heart
(MGM Records MGC 1009/CD) 1997


★★★

良質のハワイアン・コンテンポラリー・ミュージックを発信しているMGC(ナイトウイング、ランス・ジョー、マッキー・フェアリー等が所属)から97年にリリースされたサブリナのアルバムを紹介。アジア系の濃口のフェイスですが見かけで判断は禁物です。(でも結構お年かな?)MGCレコードが全面的にバックアップして制作されたコンピ盤『HAWAII 98』で紹介されていました。ハワイアン、レゲエ、ジャズ、ラテン、カントリー・ウェスタンなど何でもありってところがいかにもアイランド・テイスト。
スターダストのジョン・バレンティ、ナイトウイングのトッド・アダムスキー、スラックキー・ギターの名手、ピーター・ムーンらの来演も嬉しいところ。
あの<Do You Really Want To Hurt Me>をレゲエ風にカバーはお愛敬dかな。
Hawaii/Resurrection
(Arron Records/CD) 2000


★★★★★

80年、カラパナやパブロクルーズのフォロワーとしてデビューしたその名もハワイ!日本盤もEPICからリリースされたのでご記憶の方も多い事でしょう。メンバ全員がサーファー、リードヴォーカリストのOla Shawはアマチュア・サーフ・コンテストで優勝経験のあるツワモノ。当時この1枚だけのバンドという認識しかなったのですが、85年のバンド名をEndangerd Speciesと変えてアルバムをリリースしていたのです。その2枚をそっくりそのまま1枚のCDにしたのが今回紹介のアルバム。トラディショナルな部分はまったく皆無。彼らの代表曲<Judy>ではシンドラムが時代を感じさせますが、今聞いても結構いけます。<For Your Lady>ではスリリングな展開を見せソウルフルに仕上がってまし、トロピカルな味付けは、シーウインド、レミューリアに近い感じ。
<Lady Of My Heart>はマッキー・フェアリーを彷彿とさせるメロディとヴォーカルが最高。それもそのはずカラパナにゆかりの深いリック・キーファーの名前がしっかり刻まれていました.
後半の11曲目からはEndangerd Species名義のアルバムはちょっとテイストが違いますね。ジャーニーあたりを意識した産業入ってます。
クール・サウンドさん!前半部分だけ国内盤でリリースしませんか?

Mauris Bega/2 Hearts
(MOE MUSIC MM01/CD) 1995


★★★★★

5年程前のものですが、あまりに内容が素晴らしいので紹介します。元マッキーフェアリーバンド&ナイトライフの正式メンバーだった彼のアルバムです。全編通じて完璧なAORテイスト。まずメロディーがイイ!そしてライトでメローなヴォーカルスタイル。ハワイのコンテンポラリーアルバムの中でのピカイチ!と断言しましょう。こんなアルバムがこんなまま眠ってしまうのはあまりにももったいない!
1曲を除く9曲が彼自身のペンによるのも、残る1曲は共作。そのライティング・クオリティーの高さが伺えます。
また、殆どの楽器をこなすマルチプレーヤーでもあるようです。
ある時はビル・キャントス、ある時はマーク・ウインクラー的な表情だったりします。この手の音が好きな方は絶対買いの1枚です。

[09/Jan/2001]