Hot News/Jun/2000
半年振りに再開いたしました、ハワイのページ!サボっていた反動の怒涛の更新です。#いつまで続く事やら、、、今回は充実したアルバムを発見!!!見逃せませんよ、これは。


New Release
★はコンテンポラリー度、トラディショナル度を表示 ★が多いほど高い事を示しています。
すいません、あくまでも個人の主観です。


Eric Gilliom/Into The Mystic
(1996/MELE MPCD001/CD)


コンテンポラリー度:★★★★
トラディショナル度:★☆

エリックのデビュー・アルバムやっと見つけました!
はっきり言って96年発表のこのアルバムはコンテンポラリー入った佳作です。
ちょっとトラデイショナル入ってますが、、、
ケアリー・レイシェルのチャントを配した<A’O>あたりは中上級向け。お薦めはスティービー・ワンダー作<I’m Singing>をハワイ語でカバー、これが心地よいんです。このあたりがそこはかとなく南国へといざなってくれます。AORファンにはデビッド・フォスター作のE,W&Fでお馴染みの<In The Stone>を強力にプッシュ!!!イントロはまるで異質、
え?リトル・マーメード?ってな感じですが、侮るなかれトロピカルブレンド溢れんばかりの仕上がりです。最近ハワイもので頻繁に見かけるSax奏者、デビッド・チョイが強力なアクセントなっています。

Kilauea/Diamond Collection 2
BrainChild Records (1999/BRN9926-2/CD)


コンテンポラリー度:★★★

あの有名なハワイの火山からネーミングされたナイス・フュージョン・グループ、キラウエアのベスト盤到着!
数年前にベスト盤となるDiamond Collection 1を発表、その続編となるものがこれ。

91年のアルバム『Antigua Blue』でデビー、通算5枚のアルバムをリリース。
今回の内容は『Tropical Pleasures』、『Spring Break』、『Midnight On The Boulevard』、『Full Circle』の4枚から代表曲をセレクト、Daniel Hoの手腕が光る佳作!Greg Vail,Gerald Albrightらのクレジットも嬉しいところ。
活動の拠点はLAあたりのようですが、トロピカルなテイストをそれとなく漂わせ、常夏のビーチを流れる風のような心地よさが彼らのセールスポイント。


Ilona Irvine/Sweet Memory
Rose Records(199*?/RC011/CD)


コンテンポラリー度:★★★

Vincent Andradaのアルバムで名前がでたのでIlona Irvineを紹介。
エキゾチックで情熱的なルックス、ハワイの歌姫Noheを思い起こさせるヴォーカルが実に魅力です。
このアルバムの聴きどころはケアリー・レイシェルでお馴染みの<Sweet Memory>!ハワイ語で歌われる後半から英語に変わるメロディラインの心地よさはまさにこのうえなし。またジェイムス・テイラーの<Shower The People>、アイリーン・キャラの<Anyone Can See>あたりのカバーでの表現力もかなりのレベル。最近話題のジョンソンのペンによる<Since I Fall For You>も嬉しい収録。


Vincent Andrada/These Are The Day
Olena Records(2000/VA200-1CD)


コンテンポラリー度:★★★☆

甘く優しくソフトなヴォーカル・アルバムです。詳しいバイオがないので多くは語れませんが、ジャケットから判断するとやはり東南アジア系の血が流れているようです。歌詞の内容から判断するとこれはまさしく、CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)です。
#だからこんなにも優しく心を揺らすのでしょう。
ウエディングソングとなる<For I Do>はIlona Irvineとのデュエット曲。ボサノバタッチの<When Olena Laughs>やブルースっぽいテイストの<Sam Bone>など懐の深い音楽性を感じさせます。インスト曲の<Cari>は99年に亡くなったママに捧げた追悼曲。優しかった母親に想いを込めたアコギの音色が悲し過ぎず静かに流れ、胸がキュンとなり切なさが込み上げてきます。

#ベン・ベガスも参加しています。
Bob Bangerter
Blue Groove(1999/ 70016-2)


コンテンポラリー度:★★☆

マウイのスムース・ジャズ・ギターリスト、Bob Bangerterの最新アルバム。あまり知られていませんが、91年のアルバム『LOOKING AT THE BRIGHT SIDE』は来日公演の記憶も新しいスティーリー・ダンのウォルター・ベッカーがプロデュースした作品でした。
今年の春に正式発表された本作品もスムーズ・ジャズの極み。AOR ファンにはMichael Ruffの参加は嬉しいクレジット、1曲ヴォーカルを披露しております、、、がAORとはちとテイストが違い、ブルージーなナンバーです。バート・バカラック作の<The Look Of Love>と<Too Much To Ask>でフューチャーされるもう一人のヴォーカリスト、Maurice Begaも聞き逃せません。
ベンソンで有名な<On Brodaway>も収録。
#ラリー・カールトン、ライクなボブにご注目あれ!

Hoku/Hoku
Geffen(2000/069490646-2)


コンテンポラリー度:★★★

『誰やねん?Hokuって???』
何を隠そう彼女はあのハワイの大御所、ドン・ホーの愛娘。Hokuとはハワイのスターを意味するようです。ゲフィン・レコードからデビューした彼女、一見リアン・ライムスみたいなルックス、サウンドはガール・ポップ、今流行の音です。
トム・キーンが参加していますが、AORを期待してはいけません。
ハワイらしさのかけらもありませんが、ハワイの偉大なるシンガー、ドン・ホーの娘と言う事でご紹介。
#トム・キーン・ファンは要チェックです。

Howard Ahia/Living In Postcard
(2000/069490646-2)


コンテンポラリー度:★★★

99年リリース、地元マウイのファンの間で長らく本格的なデビューが待たれていたSSW、ハワード・アヒアのデビュー・アルバム。上半身裸のジャケットはケアリー・レイシェルを彷彿とさせます。
ウェスト・コースト的な乾いた音は初期のジャクソン・ブラウン!?
#洗練されたサウンドを期待されては困ります。
切々、淡々と歌われる9曲、独特な自分の世界を持ったSSW 。
自主制作盤に近いものなので、お買い求めはお早めに、、、です。


Jalen/Thinking Of You
Quiet Stom Records(1998/QS1004)


コンテンポラリー度:★★★

ツー・ブロックカットがお似合いのJalenのデビュー・アルバムがこれ!
中性的なルックスとファルセットが印象的。
Abe Laboriel Jr.の来演も嬉しいところ。殆どの楽曲はプロデューサーであるCarlos Villalobosとの共作、ダンブルなナンバーも結構いけますが、ファルセットを駆使したライトメローなスローがお薦め。

Rocky Brown/In Character
Discos Tropical (1997/STCD6007)
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コンテンポラリー度:★★★☆
トラディショナル度:★

ちょっと古めのアルバムで恐縮です。
97年発表のRocky Brownの作品。彼女はブロードウェイのミュージカル『ミス・サイゴン』のオリジナリル・キャストをつとめたフィリピンの血が流れる実力派シンガー。
ゲストにはJohn CruzやカラパナのD.J.Prattがクレジットされています。お薦め曲はシンディ・ローパーの<Time After Time>


Wayne Takamine/Touch
Starsong Productions(1997/SSP1028CD)


コンテンポラリー度:★★☆

このジャケットじゃきっと誰も買わないでしょうね?

Wayne Takamineの『Hawiian Night』に続くアルバム。トロピカルでソフトなヴォーカル曲が中心となって構成されていますが、ギター・リストらしいインストはまるでハワイのアール・クルー。
AORファンにはアコギの旋律が美しい、クリストファー・クロスの<Saling>がお薦め。
日本語で歌われる<島歌>は、日系人だからの拘り?#ぐっと心に響きます。
ボーナストラックとなるクラッシク・ギターのパフォーマンスはご愛敬です。


[11/Jun/2000]