CONTEMPORARY HAWAIIAN MUSIC FILE
V.A./Peace By Peace

1.Can It Be/Steven O Kramer
2.Sing For Peace/Rupert Tripp,Jr
3.Crystal Blue Persuasion/Donovan Egloria (Nightwing一派)★
4.Learn To Live/John Valentine (Stardust中心人物)
5.Put Your Hands Together/Gordon Frreitas
6.This Old World/Tim Pajimola (Nightwing一派)◆
7.Peace By Peace/Franz Kahala
8.What's Going On/The Brotheras'Rize
9.True Peace/Todd Adamski (Nightwing一派)●  
10.Talk About Peace/Richard Natto (Toma & Natto)◎
11.Share The Gospel/David Tamala

12.Salvation/Todd Adamski (Nightwing一派)
13.Make A Decision/Jonny Kamai
14.There Is No Other Saviour/Todd Adamski (Nightwing一派)
15.Lord Jesur/David Tamala


CD: MGC-1030

既に廃盤の為入手困難を極めますが、この『Peace By Peace』はコンテンポラリーなハワイアン・アーティストが多数参加した知られざる名盤です。オリジナル・リリースは1999年、Nightwing一派のTodd Adamskiを中心としたプロジェクトであるこの『Peace By Peace』はMGMRecordsからの発売。歌われる内容はクリスチャン的でありますが、そのサウンドは全編にコンテンポラリーな曲がちりばめられています。ナイトウイングに縁のDonovan Egloria★、Tim Pajimola◆、Todd Adamski●をはじめとした伝説のDuo、Toma&Nattoのメンバー、Richard Natto◎等を収録。
個人的には、AのRupert Tripp.Jrの<Sing For Peace>が一押し、バッキング・コーラスにはCool HawaiiでもおなじみのTiffany Catalfanoがエモーショナルなヴォーカルを披露、美しいバラードに仕上がっています。このあたりのセッティングはたぶんJon Basebase?
バックアップ・メンバーにはBen Vegas、Tiffany Catalfano(Lのデュオも彼女でしょう)、ソロ・アルバム製作中のJon Basebaseらのクレジットがあります。残念ながら彼らの曲ごとのクレジットはありませんが、アルバムに花を添えています。
タイトル曲のF<Peace By Peace>はドン・ヘンリーを彷彿とさせるナンバー。マーヴィン・ゲイのG<What's Going On>をアイランド風味に味付けしたThe Brotheras'Rizeや、イントロはネッド・ドヒニー?って感じですが、もろNightwingサウンドのE<This Old World>あたりもお勧めのナンバー。

ハワイの90年代を代表するアルバムであり、苦労しても探す価値のある1枚と断言しましょう。

[20/Jun/04]