CONTEMPORARY HAWAIIAN MUSIC FILE |
TANJA DEE/On The Blue Side |
1.My
Baby Blue 2.I Still Do 3.Tropical Kiss 4.True Love 5.Blue(Nicole's Song) 6.I Might As Well 7.Crazy,Crazy 8.Never Coming Back 9.I Might As Well (Reprise) | |
Produced
By Art Umezu & Robbie Kaholokula Executive Producer:Tropical Productions Tnaja Dee:Lead Vocals Guitar Solo On "True Blue"By Kirby Keough Keyboards On "I Might As Well"By Art Umezu Background Vocals:Lee Reddick,Sean Finnery.Tanja Dee,Glenn Medeiros Music Programing & Arrangement By Ronnie Esteban Recorded At:Isaland Sound Station Pua Olena Studio Kauai.,Hawaii |
CD
: TROPICAL KISS PRODUCTION TKP-1000 (1995) |
神秘的なジャケットについ手が伸びてしまった1枚。詳しい経歴など全くの不明ながらキュートでいて、とってもチャーミングな女性ヴォーカリストの登場です。ハワイの歌姫と言えばNOHELANI
CYPRIANO,PAULINE
WILSONあたりと相場が決まってますが、その座を奪いそうな気配さえ漂わせています。95年にリリースされたデビュー・アルバムであろうと思われる本作品には彼女の初々しい魅力が凝縮されております。プロデュースはArt
Umezu & Robbie Kaholokulaの2人。全ての曲は前者のArt Umezuによるもので、ポップなそのセンスに脱帽です。また、録音はカウアイ島にある“Island
Sound Station”で行われています。 シンセの旋律が美しい@<My Baby Blue>、フォスター調のA<I Still Do>あたりのミディアム・スローで見せる中高域にかけての伸びやかなヴォーカルは完璧、一聴の価値が有ります。また、一転してアップなB<Tropical Kiss>、D<Blue(Nicole's Song)>でのコケティッシュなヴォーカルにノック・アウト。E<I Might As Well>ではクールなデュエットを聴く事ができますが、しかし残念ながら心地よさはここまで。7曲め以降のヒップなダンスチューンやレゲエ調はどうも彼女のヴォーカルには不向き、ちょっとイメージが違うような気がします。また、ラストはH<I Might As Well>のリプライズとなっていていますので、正味8曲(40分強)となり、中途半端な感は否めません。しかし、前半の出来はピカイチ、AOR、ヴォーカルファンに充分に楽しんで頂けると思います。 | |
[17/Apr/99] |