Japan Tour '93 |
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Set List 1.Where Is Love 2. Shape I'm In 3.What You Won't Do For Love 4.Don't Lead Me On 5.Even Now 6.Cry 7.Janet 8.Come To Me 9.My Flame 10.Stuck On You 11.Coming Down From Love 12.Heart Of Mine 13.Trying Times 14.Jamaica 15.Once Upon A Time 16.Solid Ground 17.All Or Nothing At All Encore 18.Don' t Worry 'Bout Me | |
BAND Bobby Caldwell (vocal) Tollak Ollestad (key) Land Richards(dr) Tommy V. (g) Arno Lucas (per) Robert Vally (b) Boney James (sax) Leslie Smith(b-vo) Maxayne Lewis(b-vo) Kiki Ebsen(b-vo) |
Japan Tour '93/Tour Schedule | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Concert Review |
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10月12日、13日の両日、4年連続6度目の来阪公演は午後7時すぎの定刻どおりにニューアルバムからのタイトル・チューン<Where Is Love>でスタート。いつものはりのある艶っぽい歌声に早くもノック・アウト。12日はトレードマークのシルクハットにダブルのスーツ、今夜は黒でまとめてみましたって感じの相変わらずのダンディぶり。翌日の13日は昨夜とうってかわて、まってましたのフレイムレッドのジャケットにブルーのパンツ。やっぱボビーはこのくらいの華がないといけません。新旧とりまぜた選曲のステージはバックバンドとのコンビネーションもよく、和気あいあいといった感じでとてもたのしそうに見えました。特にサックスのボニー・ジェイムスをフューチャした<風のシルエット>での泣きのソロは感動もの、かなりの存在感でした。残念なのは元ヒロシマのヴォーカリスト、マーチャン・テイラーの姿がなかったこと。今回もボビーとの熱いデュエットを聴けると期待していたのに、、、残念。中盤でのハイライトはアンプラグド風アコースティックセット。隠れた名曲<マイ・フレーム>に感激しきり!デビュー当時からのファンにとってはそれはそれは鳥肌物でしたね。その一方後期のファンが多いせいかこの曲を含めた<カミング・ダウン・フローム・ラブ>や<カム・トゥー・ミー>などの反応はいまひとつ。ファン層のギャップを感じずにはおられませんでした。しかし裏返せは若い世代のファン層を獲得したってことになり、これはこれで喜ばしいことです。お約束の感があるジャジーなナンバー<スタック・オン・ユー>ではしっとり聴かせ、エキサイティングな<オール・オア・ナッシング・アット・オール>で総立ちにさせたエンディングはまさにステージとオーディエンスが一体となった素晴らしいのもでした。アンコールの<ドント・ウォーリー・バウト・ミー>を含め1時間40分のステージはあっと言う間に終了。やっぱりボビーを超えるのもはボビーでしかなかったと思える、心地良さが体をすり抜けた素敵なライブでした。次回は大きな会場もいいのだけれどブルーノートのような比較的小さな会場でジャジーなナンバーを思いっきり楽しんでみたいものです。 |
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★ 1992年 10月12日 於:大阪厚生年金会館
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