Heart Of Mine |
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日本での衰えることのない人気とは裏腹に本国でのセールスが芳しくなく、当時結局、前作『August Moon』はアメリカでは発売されずじまい。その後、音楽の表舞台から退きコンポーザーとしての活動へとフィールドを移行。まさにファンにとっては絶えがたい『氷河期』の様な時代であった。その後、地道な活動を続けていたボビーがフロント・ラインへと本格的に動き出したのが89年。パーラメントのCF曲に<Come To Me>が起用され、BOZのアルバムに曲を提供するなど、にわかに周辺が騒がしくなり、復活の気運が高まる。そして待望の復活、まさかまさかの復活に狂喜乱舞したファンは多いはず。その記念すべきアルバムは『Heart Of Mine』と題されいわば充電期間の集大成と言える内容。レコーディングはサンフェルナンドにあるMICHAEL SEMBELLOのスタジオ『BOSSA NOVA HOTEL』で行われ、相変わらずのマルチプレイヤーぶりが伺える。前途のタイトル曲<Heart Of Mine>は言うまでも無くBOZへ提供した名曲。PETER CETERA & AMY GRANTの<Next Time>、AL JARREAUが歌った<All Or Nothing At All>、RICHARD ELLIOTの<In The Name Of Love>などセルフカバーとなる既にお馴染みの曲だがボビーのメロディーを最もボビーらしく聴かせてくれたのである。長い間、彼のデビュー・アルバムを超えるものを探し求め、数千枚のアルバムを聴いてきたが、ボビーを超えるものはボビーでしかなかったと痛感させられたアルバムだ。翌90年4月、約10年ぶりとなる来日公演が実現。まさか再び会えるとは夢にも思わなかったが、現実のものとなったのである。彼の歌声やメロディーは10年前と少しも変わりなく、それでいてとても新鮮なものであり、コンサート会場で涙が止まらなかった。 |
CD,MT(JAPAN) |
CD:POLYDOR P25P 20290CD CD:VICTOR VICP63193 MT:POLYDOR 25CM-0692 |
CD,MT (USA) |
CD:SIN-DROM SD 8888 MT:SIND-ROM SDC 8888 |
CD SINGLE(JAPAN) |
Stay With Me C/W Heart Of Mine [POLYDOR POOOP
40022] In The Name Of Love C/W Next Time [POLYDOR PODP-1004] |
CD SINGLE (USA) |
Even Now C/w Even Now (Long Version) [Jaws Record 5538-3] |
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