Billboard Live Tour 2008


JAPAN TOUR 2008
6,7.9,10,11 Oct Billboard Live Tokyo
13,14,15 Oct Billboard Live Osaka
17,18,19 Oct Billboard Live Fukuok

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Billbord Live

Bobby Caldwell(vo)
Jean McClain(vo)
Patrick Lamb(sax)
Mark McMillen(key,vo)
Carlyle Barriteau(g)
Roberto Vally(b)
Johnny Friday(ds)
Richard Mclntosh(En)


Set List


In The Name Of Love
Jamaica
Coming Down From Love
Cry
Heart Of Mine
Janet
What Kind Of Man Would I Be
All Of My Love
What You Won't Do For Love
Back In The Fire

At Last


6月のサンフランシスコからたった4ヶ月でボビーに再会できるなんて!

「今度のビルボードはセットリストを一新するから楽しみにしていてくれ」とボビー先生。
その約束を見事に果たしてくれた今回の来日公演、とっても素敵でしたね。

当方は東京で2公演、大阪で3公演を堪能して参りました。
丁度、時を同じくして、友人のミュージカル俳優「石井一孝」さんの4thアルバム発売記念ライブを口火に、奇跡の初来日公演が実現した「デヴィッド・ロバーツ」のライブとボビー先生のステージを観るというライブ三昧の2週間。

4日(土)  石井一孝 梅田アムホール
6日(月)  デヴィッド・ロバーツ 心斎橋 クアトロ
7日(火)  ボビー・コールドウェル ビルボード東京 2nd
8日(水)  デヴィッド・ロバーツ 渋谷 クアトロ
9日(木)  ボビー・コールドウェル ビルボード東京 2nd
13日(月) ボビー・コールドウェル ビルボード大阪 2nd
14日(火) ボビー・コールドウェル ビルボード大阪 2nd
15日(水) ボビー・コールドウェル ビルボード大阪 2nd

初日はビクターのA&Rさんご招待で音楽ライターの金澤寿和氏とご一緒させて頂きました。

http://lightmellow.livedoor.biz/archives/51388344.html

さて一体どんなセットリストを用意してくれたのか?期待を胸にいざビルボード東京へ。
オープニング前にステージをチェックすると、バックメンバーにマイクスタンドが設置され、驚きはサックスのパトリックの場所にはなんとキーボードが!これは何かを予感させる気配が充満。

リッチの開幕を告げるアナウンスに促されボビー先生が登場♪
うーん、何度見ても先生はかっこ良過ぎます。3階から目を凝らしてみるとスーツの右胸に見覚えのあるピンが、、、そうあれは数年前にプレゼントしたヴァンドーム青山の「三日月と星」のピン。ステージできらきらと素敵に輝いてしました。

オープング曲は<In The Name Of Love>、リチャード・エリオットのヴァージョンでも有名な『Heart Of Mine』の代表曲。91年以降は一度もプレイしていない17年振りのトラック!
イントロ一発でパーラメント・アメリカンブルーのステージがフラッシュバックしまくり。まるでマーチャン・テイラーのコーラスが聞こえてくるかよう。この粋な選曲に、早くもやられっぱなし。間髪入れず流れ出したイントロは<Jamaica>、そうボブ・マレーに捧げた名曲で、この曲を生で聴くのも94年以来14年ぶり!たたみ掛けるような<Coming Down From Love>はセカンドアルバムからのチューン。



<Cry>も13年の封印が解けましたね。そういえばこの曲のPV(リチャエリ・ヴァージョン)には前の奥様が出演なさってました。
中盤は所謂代表曲のオンパレ、でも今回の<Heart Of Mine>のピアニカ・ソロは一味違いました。後半の渋めのソロ・ヴァージョンはかなり素敵です。
アレンジを変えたパーティソング<Janet>も新鮮。
今回のハイライトといえばシカゴに提供した<What Kind Of Man Woule I Be>と<All Of My Love>でしょう?前者は90年のパーラメントのコンサート以来のパフォーマンス、もう一方の後者は80年のライブ以来の涙もののトラックです。あらためて聞き直すとこの曲ってステージ栄えしますね。

パトリック・ラムの熱いサックス・パフォーマンスに続いてお待ちかね<What You Won't Do For Love>へ流れるよな展開。パトリックは東京公演の後半から会場を回りながらのパフォーマンスを展開。Dave Kozを彷彿とさせるようなエンターテイメントをさらっと演出。

いかすぜぇ〜♪パトリックさん!





ラストはソウル・サバイバーからお久の<Back In The Fire>、最後を締めくくるに相応しい華があるナンバー。この曲には元クラッキンのアーノ・ルーカスが欲しいところです。

熱いオーディエンスのコールに答えるのは何時ものこれ!

マーク・マクミレンのソロからスタートするお決まりのジャムセッション。



アンコールの<At Last>はツワモノ揃いのバックメンバーの高いヴォーカルスキルとエンターテナー溢れるステージング。

ここ数年同じメンバーで日本を始め全米をツアーしているだけあってその纏まりはピカイチ。
抜群の安定感があり、この満足感は他のアーティストにはないもの。

6月のサンフランでの話しでは、東京公演を録音してライブ盤をリリースするんだとか仰ってましたが、さてどうなったのでしょうか?さりげなく聞いてみたけど、どうもはっきりした答えが返ってこなかったのです。
日本では契約の関係でレコード会社からの発売は困難な状況なので、仮に完成しても前作のライブ盤同様、Webでの販売が濃厚です。


全体として会場の入りがイマイチだったのが気がかりです。セットリストは完璧、日本のファンが充分満足できるものだったと思われますが、、、これまであまりにもマンネリ化したセットリスト(よーくみると入れ替わってはいるのですが)に飽きられた感は否めません。このセットリストがわかっていたら観にいったかもと仰るファンの方も多いことでしょう。
最新アルバムの曲もジャズも封印して、90年をフラッシュバックさせる選曲とアレンジを変えた定番曲の程よいブレンドはひたすら心地よいものでした。
演奏時間が短いって厳しいご意見もありますが1日2回公演、持ち時間75分をフルに使っての11曲だから仕方ない、ただ、1ステージ1万円以上もするのは今のご時世にはちょっと行き過ぎかな。




[09/Nov/08]

Thanks to Jack White.


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