秋の季語と言えばBobby Caldwell、今年はBobbyにとても、日本のファンにとっても忘れがい公演となりましたね。
3月に未憎悪の震災が東日本を襲い、日本を第二の故郷と公言する親日家のBobbyはその惨状に酷く心を痛めていました。震災の当日当方も新宿ヒルトンで某企業の会合に出 席していて帰宅難民となりました。幸いにも青山に事務所がありましたので歩いて移動しホームレスにならず避難する事ができました。 電話は役立たずでしたがネットは普通に繋がりましたので、一晩中Bobbyと奥様とチャットしていました。
余震が続き不安でしたがどれだけ心強かった事か。お二人 には本当に感謝しています。 海外アーティストの公演が中止、延期が相次ぐ中、いつもと変わらぬ来日公演を果たしてくれたBobby、また還暦という節目を迎えての来日とうい事も特別なライブとなりま した。
今回は大阪からスタートしたジャパンツアー。いつもより1夜多い4公演、お客様の入りを心配しましたが連夜ほぼ満席、流石先生?新譜もないのに立派です。
オープニングは本邦初公開<First Time1> これにはびっくり♪どちらかと言えばアルバムの中でも地味な楽曲。でもステージ向けにアレンジされたこの曲、いやな
かなかどうしてステージ映えしますね!Bobbyに聞いた所、過去ステージにかけた事はないとの事。 間髪いれずにPeter Ceteraに提供した<Stay
With Me>?久々の<Shape I’m In>
初サポートのサックスプレーヤー、Andrew Newのサックスパフォーマンスを楽しんだ後は、まってましたの<What You Won’t Do For Love> なんど聴いても良い♪
<All Or Nothing At All>で一気に会場は最高潮、Jean、Mark、Carlyle、Andrewの分厚いコーラスにハーモニー前半の見せ場ですね。
オリエンタルなミディアムバラード<Cry>から近年の定番曲<Coming Down From Love>、そしてイントロがなれ出すと歓声があがるBobbyの代表曲<Heart Of Mine> 今回ピアニカソロは2ヴァージョンあって日替わりでした。どちらも甲乙付けがたいです。アイランドへ誘う<Jamaica>の後はパーティソング<Janet>
コアなBobby Fanはここでは恥ずかしがらずスタンディングですよね。この後ロックな<Back In The Fire>で〆るのかと思いきや、ホリデーシーズン向けな<Let
It Be Me>でちょっとほっこり。
熱いコールをうけてのアンコールは、やっぱりこの曲。メンバーでヴォーカルを廻す<At Last> あっと言う間の75分強、至福の時間。今年も沢山のアーティストのス
テージを観ましたが、やっぱりBobbyを越えるステージはBobbyでしかないと思いしらされた記憶に残る公演でした。
ステージでも自身でアナウンスしたように、帰ったらアルバムの制作に取りかかり、来春には完成させて、アルバムを携えて再来日するとの事。
もう既に数曲は完成していると聞 きました。今度はかなり本気度が高い(笑)最近入ってきた情報によると、MarkやエンジニアのRichard達がNJのお家へ滞在してレコーディングした模様。これは期
待できそう、春が待ちきれない?♪
10月13日のファーストステージはBS FUJI TV NEXTで生中継され、素晴らしいステージを余す事なくオンエアーされました。残念ながら当方は桟敷席でしたの 写っていませんでした。楽屋でこの中継に付いてBobbyはご不満だったようで、同じ中継するなら盛り上がる最終日のセカンドにしてくれとおっしゃってました。
大阪の公演最終日、Billboard Liveのスタッフから還暦のお祝いをプレゼントされたBobby、真っ赤なストール!に感激しておられました。
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