Billboard Live Tour 2017 Tokyo & Osaka
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Billboard Live Tokyo

2017年1月日25、27、28日

Billboard Live Osaka
2017年1月30、2月1、2日

Bobby Caldwell(vo)
Mark McMillen(key,vo)
Carlyle Barriteau(g)
Tony Moore((ds)
Roberto Vally(b)
Andrew New(sax)
Richard Mclntosh(En)
Jack White(Manager)



Billboard Live Tokyo
2017年1月日25、27、28日

1.Words
2.Loving You
3.Special To Me
4.Stay With Me
5.Sunnyhills
6.All Or Nothing At All
7.Heart Of Mine
8.Maiami Nights
9.What You Won't Do For Love
10.Mercy

  Billboard Live Tokyo 25th Jan 2017 2nd 〜Show Setlist 

1.Special To Me
2.Stay With Me.
3.Words
4.Loving You
5.Sunnyhills
6.All Or Nothing At All

7.Heart Of Mine
8.Maiami Nights
9.I Only Have Eyes For You
10.What You Won't Do For Love
11.Mercy


 

2016年7月の日本公演から半年ぶりのビルボード再演。

今回は東京と大阪のみ、名古屋や仙台といった公演も期待したのですが残念ながら追加されませんでした。

来日の数日前に奥様から、あわや公演キャンセルかと思うようなニュースが。

体調を崩した際に摂取した抗生物質の副作用がアキレス腱に出て、歩行困難な状態だと。ドクターからは安静をとの診断が下ったけれど、キャンセル出来なかったので、無理をして日本に行くとの事。契約の関係で延期出来なかったと思われますが、状況が状況なので、柔軟な対応が出来なかったのでしょか?

移動には車椅子を使用、長時間のフライトは健常者でも気圧の影響で足が腫れるのに.想像を絶するような痛みだったでしょう。

ホテルでは足首を冷やし、少しでも良くなるよう処置するも、長時間のフライトの影響もあって、治まるどころか更に悪化、足首は内出血のようなあざが。見るからに尋常ではない腫れた状態でした。


25日、初日を迎えたビルボード東京公演。

開演前に「ボビー・コールドウェルからのお知らせがございます。先週体調を崩した際に摂取した薬の副作用により、歩く事がすこし困難になり、ステージ上で車椅子を使用いしたします。公演には支障はございませんので」のアナウンスに会場からどよめきが。

車椅子でステージに上がり、杖をついてスツールに座り変える痛々しい姿を見て泣けてしまいました。事前に情報をもらっていたので覚悟はしていましたが、想像を超えた姿に胸が張り裂けそうでした。

どうか無事に終わってくれと祈るばかり。

しかし、一旦幕が開くと、何時も以上に伸びやかで艶のある歌声に車椅子の痛々しい姿を忘れ、ボビーの世界へ曲毎に引き込まれました。

初日ファーストのみ、オリジナルセットリストでショーは進行。
今回初めて披露された<Words>に続き、昨年からの<Loving You>はカリプソ、ライトレゲエのエッセンスをスパイスして心地く届けてくれました。それを追いかけて近年のオープニング定番曲<Special To Me>を。
この曲は歌詞が幼いから歌いたくないと長らく封印していたのですが、日本での独自のヒット、日本人が一番リクエストする一曲だと認識しての定番曲となったのはよく知れたお話。

そして、今回の個人的ハイライトは初披露された<Sunny Hills>


昨年の夏、ボビー先生のご自宅に招かれホームステイさせて頂いた際、「次の日本公演で聴きたい曲はないか?」と問われたので<Sunny Hills>と即答したのです。

理由は一番好きな曲だから。

ネットのハンドルネームに始まって、新築した賃貸物件も、立ち上げた会社名まで全てsunnyhills。

歌詞の内容はLove Songではなく、高齢社会・介護・アルツハイマーと言ったシリアスなもの。当時は歌詞を身近には感じられなかったですが、今になって父親の介護に直面しその内容が充分すぎるほど理解できるようになりました。
この曲を聴くとおやじの姿と歌詞がシンクロして毎回目頭が熱くなってしまします。

リクエストするも、しかめっ面で、やるとも、やらぬとも答えてはくれませんでした。
一言、「歌詞の内容は理解してるよな?」とボビー。どうも歌詞の内容に抵抗があるようでしたので、言わなければ良かったなかと後悔。

まさかの展開!このツアーでこの曲が聴けるとは!ファン冥利に尽きます。1ファンを特別扱いしない方なのにね。

でも、年末LAで行われたカウントダウン・ライブのセットリストに入っていたので、ひょっとすると入っているかとひそかに期待はしていましたが(笑)

東京ではほんの少し、MCで経緯を語ってくれましたが、大阪の全公演で、ステージから紹介されかなり戸惑いました。
大阪のステージで紹介されたのをご覧になっていた、FM CocoloのDJ MEMEさんに「アフタヌーン・デライト」の中でその様子をレポート頂き感謝です。
いつものように番組を流していたらいきなり自分の名前がコールされびっくり!
残念だったのは、番組生出演予定だったのですが、体調の関係でキャンセルになった事。


#MEMEさんいつもありがとうございます!またボビーをスタジオに呼んでくださいね。


当初はアンコールに<At Last>の予定でしたが、<Marcy>に変更、初日セカンドから<WYWDFL>の前にジャジーな<I Only Have Eyes For You>挿入。これで一気にステージか華やぎました!

今回のセットリスト校正は代表曲<WYWDFL> <All Or Nothing At All> <Stay With Me> <Heart Of Mine>を軸に、『Carry On』アルバムから3曲をピックアップ。往年のファンも納得の構成ではなかったでしょうか?


歩行出来ないハンディどころか、それを差し引いても余りある素敵な歌声、流石プロフェッショナル。

私にとっては忘れがたい追っかけツアーとなりました。



     
     
     

[11/Feb/2017] Orignal
[25/Jul/2017] 加筆修正