Blue Note Osaka 2000
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Set List

12/Aug/2000 2nd Stage

1.I've Got A Right To Sing The Blues
2.Beyond The Sea
3.Walk On By
4.Heart Of Mine
5.All Or Nothing At All
6.What You Won't Do For Love
7.Tell It Like It Is
8.Janet
9.Indian Summer
10.Come Rain Or Come Shine
11.I'll Be Around
12.Day In Day Out
13.Street Of Dreams

Encore-1
14.At La
st
BAND
Bobby Caldwell(Vocal)

Mark McMillen(p,key)
Tommy V(g)
Jon Murray(b)
Land Richerd(ds)
Arno Lucas(Perc)
Jean McClain(B.G.VOALS)
Christian Ebner(B.G.VOCALS)

Chris Maurer(tp)
Russ Capri(tp)
Scott Englebright(tp)
Scott Hughes(tb)
Michael Bravin(tb)
Doug Robinson(tb)
Brandon Fields(sax)
Rory Mazzela(sax)
Rick Rossi(sax)
Lee Sacard(sax)

With Bobby Caldwell
Arno Lucas Jean McClain Tommy V Mark Mcmillen Land Richerd

Concert Report

約一年ぶりに大阪ブルーノートのステージにあのボビーコールドウェルが、、、登場!

今回のツアーはちょっと変則的。東京は8月5日、赤坂ブリッツでの2ステージのみ。7日から場所を大阪ブルーノートに移して12日まで連夜2ステージと言うスケジュール。
#当方の追っかけは5日のブリッツのセカンドを皮切りに、大阪ブルーノート7公演、合計8公演を貫徹。
#疲れました。

初日の赤坂ブリッツに行って唖然!開演10分前だと言うのにまったくお客がいないのです。まさか?これだけ、、、開演の時間になっても一向に埋まらない赤いシート。ステージには18名もいるのに、どう見ても客席には100人程度のお客、3分の2以上は空席。ボビーに申し訳無くて客席の方が緊張してましたね。これは東京方面で全くといってよいほど告知がなされていなかったのが原因ですね。だってAOR系ライターのあのNさや、Kさんもボビーの来日を知らなかったとか?ちょっと信じられませんね。それともう一つ、現在日本でレコード会社との契約が切れてしまっていること。レコード会社との契約があればもう少しなんとかなった筈ですね。音楽雑誌アドリブなんかにも全く記事が載らなくなってし久しいです。

大阪ブルーノートでも、予約が伸びずかなり苦戦していると聞いていたので、もしや東京の二の舞かな?と心配していましたが、いざ蓋を開けてみるとそんな心配は不要でした。#さすがにウィークディのセカンドは少々少なかったですが。

さて、今回の内容はざっと次のような感じでした。(8月12日セカンドステージ)

1.I've Got A Right To Sing The Blues
オープニングは、ここ近年の定番曲。この曲は『Come Rain Or Come Shine』に収録予定だったもの。よってアルバム未収録曲ってことになります。昨年の5月、12月のオープニングはビッグ・バンドによる<Wind Machine>に続いてボビーが颯爽と登場したのですが、今回はいきなりアナウンスされるやいなやボビーが登場。
『こんばんわ〜』と流暢な日本語であいさつ、かなり発音が上手くなりましたね。
このステージが最後、開演前にステージで記念写真を取り合ったりかなりメンバーもリラックスしていました。


2.Beyond The Sea
もはやボビーのスタンダードって感じのこの曲。アレンジも昨年と一緒、この曲歌ってるボビーってほんと楽しそうです。
ここでバックボーカリストのジーン・マックレーンとクリスチャン・エブナーがステージに、、、


3.Walk On By
アルバム『ソウル・サアバイバー』に収録されている曲。ジーン・マックレーンとクリスチャン・エブナーの分厚いコーラスが際立ってました。お気づきになりました?今回ボビーのギターが新調されていたこと。年期の入ったストラトからから渋いナチュラルウッドな三日月がイラストされたムーンに。ギターを弾くボビーの姿ってやっぱりいいですね?
因みにこの曲は95年のソウル・サバイバー・ツアーのオープニング曲。


4.Heart Of Mine
きたきた!!!あのイントロ!そう名曲<ハート・オブ・マイン>の登場です。
アーノのパーカッションがこの曲を一段と美しいものにしていました。昨年まで同行していたキュートなキャロリン・ケイファーのアルトサックスソロが聴けなかったのが残念でなりません。
ボビーお得意のノスタルジックなピアニカも絶好調、今回はアドリブは無かったですね。エモーショナルに歌いあげるアルトサックスと絡むピアニカの旋律、あー、もーうたまりまシェーン。


5.All Or Nothing At All
『ハート・オブ・マイン』に収録されているパワフルな8ビートのナンバーを息も付かさないで披露。パーラメント・アメリカンブルー・コンサートはこれで幕開けでした。いいですねやっぱりこの曲。
キーボードを弾くボビーの姿もやっぱかっこいいです。


6.What You Won't Do For Love
サックスソロに続いていつものパフォーマンスで代表曲をここで披露。
あのイントロが流れた途端、一段と大きな拍手が!
いつ聴いてもいいですね〜


ここで一息、メンバー紹介。マーク・マックミランは紹介されるたびに『おおき〜に』と連発。
#私が教えたんじゃありませーん。
途中からホーンセクションを一人ひとり紹介するようになりました。
この夜、ドラムスのランド・リチャーズを紹介するのを忘れ、ブランダンから指摘される一幕も(笑)


7.Tell It Like It Is
ブランダンのテナーサックスを配したこの曲は元はツアーメンバーだったサックス奏者、マイケル・リントンのデビューアルバムに収録されたいたもの。(後、ベスト・アルバムで収録済。)
#そうそう、この曲の歌詞を二晩続けて忘れる場面が、、、。


8.Janet
AORパートのラストはこのパーティ・ソング<ジャネット>!
タイトでパワフルなランド・リチャーズのドラムス、トミーVの迫力のギターソロ!この曲が聴けたのはラッキーでした!赤坂はステージが広かったのでトミーVのエネルギッシュなパフォーマンスを観る事ができたのですが、なんせステージが狭すぎて気の毒でした。そのせいでちょっと遠慮ぎみだったので、8日に『もっとガーンってやってよ!』ってリクエストしたら翌日から、椅子の上にのってのギターソロ、圧巻でした。

9.Indian Summer
ここからジャズセットへ、、、最新アルバムから<インディアン・サマー>をビッグバンドを配してしっとりとパフォーム。ブランダンのテナーの音色が素敵でした。ブルーノートにはやっぱジャズセットが似合います。

10.Come Rain Or Come Shine
ここからお馴染みのステージを降りてのファンサービス。『こんばんは』、『あなたのおうちはどこですか?』など流暢な日本語を織り交ぜてのお馴染みのMC。以前より数段発音がナチュラルになっていましたね。特に本邦初公開となるマクドナルドネタ、『ハンバーガー』『フレンチ・フライド・ポテト』の発音は完璧。#馬鹿受けでした。

11.I'll Be Around
ボビーのファイバリットソング。シンプルなメロディ、ボビーのヴォーカルにピアニカの旋律が心に染みます。

12.Day In Day Out
分厚いフォーンセクションを従えてのスインギーな<デイ・イン・デイ・アウト>
マーク・マックミランのソロが10日のステージから変更、あらたにヴァイブ風アレンジされたソロはボビーもお気に入り!


13.Street Of Dreams
ステージを締めくくる曲と言えばこの曲。
ゴージャスでいてクール!実にステージに映えますね!


14.At Last
アンコールの応えて、ジーン・マックレイン、マークマクミレン、クリスチャン・エブナー、そしてアーノ・ルーカスのボーカルを配したこの曲。
ドラムスはランド・リチャーズ、ギターはトミー・V。AORしていた頃のソウル・サバイバー・ツアーを思い起こさせるシーンでした。
#ここにレスリー・スミスがいたら完璧なのに、、、。

こうして1時間10分のステージはおしまい。前半AOR、後半はジャズセット
の構成でソウル・サバイバーツアーを彷彿徒させる内容に大満足!。サンキュー、ボビー!


こぼれ話、、、
●赤坂ブリッツのファーストステージのみ<リアル・シング>が聴けたそうです。

●家族同伴で来日と思っていたのですが、今回は単身での来日。

●<ジャマイカ>のリクエストにほんの少し歌ってくれたり<上をむいて歩こう>を日本語で歌う場面もありました。毎晩ショウが終わったあとバックステージから出で来てサインをしたり、写真をとったり凄いファンサービス、最終日は1時間くらいかけてサインをしていました。疲れもピークなのにさすがプロ、頭がさがります。

●9日のステージ終了後、どうも<インディアン・サマー>の出来が納得できないボビー、マークとトミーVと夜中に激論!
当方は最終電車に間に合わなくなるのでお先に失礼したのですが、ボビーの音楽に対する真摯な姿を目にして感激しきり。
#真横で歌っているのですから、そりゃもう鳥肌もんですョ。

●公演期間中、FM802のプログラム、ヒロTのモーニング・ジャムに出演

●ランド・リチャーズは9月に再来日、安室ちゃんのバックをつとめるそうです。

●アーノ・ルーカスは元クラッキンのリードヴォーカリスト、日本でクラッキンのアルバムがCD化されている事を聞いてさー大変!タワーレコードで探すも1枚しか見つからず、、、12月にアル・ジャロウに同行するのでそれまでにあと2枚探して〜って。

●ボビーの楽屋にはお気に入りのジャックダニエルが沢山おかれていて、それをラッパ飲み!また、これが似合う!!
ストレートでラッパ飲、,なんて粋なんでしょう。

●楽屋で聞いた話では、来年の2月迄にはアルバムをリリースしたいとのこと。今度はAORって聞いたら『勿論』だって?
日本のファン向けに取って置きのカバーをいれるんだって!曲名は内緒、、、

●未確認ながら年内に再来日?期待しましょう!半年毎に会えるって私たちは幸せですね。

●13日の午後関西空港から帰国の途についたボビー一行、16日には恒例のLA(Monterey)にあるワイナリーのイヴェントに出演。セットリストほぼ同じだった模様。ボビーのツインズにマークの娘さんが来ていてアットホームなライブだったそうです。
#あー行きてーッ!

●ラスベガスの『ラット・パック・イズ・バック!』は9月からもサハラ&カジノのコンゴルームで開催される模様。ベガスに行かれる方は要チェックです。


●ボビーって甘いフレグランスの匂いがしません。何使ってるの?って聞いた『kei』って言ってたけど、、、そんなコロンの名前聞いたことないぞ?どなたかご存知?おしぇーてちょ!


追加
●Osaka Blue Noteでは10周年を迎えた記念に卓上カレンダーとキーホルダーを配っていました。
2001年2月、3月はボビーが登場

Osaka BlueNote Goods
●Tommy Vから貰ったピック
大阪公演ずっと使っていたもの(Fender/Medium)



[08/Oct/2000]

[03/Sep/2000]