Time & Again The Anthology Part 2
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1.What You Won't Do For Love
2.Open Your Eyes
3.In The Name Of Love
4.Next Time(I Fall)
5.All Or Nothing At All
6.Heart Of Mine
7.Stay With Me
8.Saying It's Over
9.Janet
10.Without Your Love
11.Cry
12.Where Is Love
13.Love Lit
14.Shape I'm In
15.Rain (New Song)
16.Everytime You Say My Name (New Song)


Time & Again The Anthology Part U Original Release: 19/Jun/2001(USA)

98年のタイムライン・アンソロジー・パート-1の続編がアメリカで先行発売されました。昨年の夏、「今度はバリバリのPOP、R&Bテイストなオリジナル・アルバムをリリースする」ってボビーから聞かされていたので、ベスト盤が先にリリースされるってニュースにはちょっとがっかりでした。「また、ベスト盤でお茶を濁すの?」と思っていたらなんと、新曲が2曲収録されているではないですか!早速CD Nowで予約を入れ首を長くして待っていたのですがなかなか送られてこないので、近くのタワーレコードで買ってしまいました。(笑)
2曲の内の<Everytime Say My Name>は発売前から聴かせて貰っていたのですが、アルバムを聴いてびっくり!「ヴァージョンが違うじゃないですか!!!」早速調べて見ると先に聴いていたのは、高橋真梨子さんがこの曲を歌う為に作られたボビーのデモ・ヴァージョンだったのです。「え?どちらが良いって?」ご心配はいりません、アルバムに収録されている方がよりボビーらしいヴォーカルとなっています。
前述の高橋真梨子さんのヴァージョンは、2001年の清酒メーカー白鶴のイメージソングとして、日本語ヴァージョンの方がTVで放映されています。こちらのシングルCDは7月4日に発売され、ボビーのコーラスを配した日本語&英語ヴァージョンを含む5曲入りとなっています。コアなファンの方なら既にチェック済ですよね?
<Say My Name>はR&B風味の今までに見られない曲調。なにか吹っ切れたようにリラックスした歌唱が印象的です。中田利樹師匠がおっしゃるには軽いグルーヴのR&B系アダルト・ポップス。アル・B・シュアの<Night And Day>と同じようなサビで、でもその部分のハーモニーの付け方はデバージの<All This Love>っぽくて、しかし、サビまでのメロディーはメジャー・キーで軽く明るい感じ。90年代後半のボビーらしい、例えば<Once Upon A Time>に代表される明るさを持っていて.....グルーヴは全然違いますが。

Mariko Takahashi

1.Say My Name
2.Say My Name〜心をニュートラル〜
3.スフィア
4.Say My Name (Instrumental)
5.Say My Name〜心をニュートラル〜(Instrumental)

Victor VICL-35247

Mariko Takahashi Promo Single
Say My Name
Streed Day:04/Jul/2001


もう一方の<Rain>はこのアルバムで初めて耳にするヴァージン・トラック。90年代のボビーらしいメロディー・ライン、実に心地よいヴォーカル、こんなボビーもやっぱり良いです。(私の場合ジャジーなボビーも好きなので、こんなボビーが、、、ではないのです。)

気になるバックアップメンバーのクレジットがまったくありません。で、早速、ツアーメンバーのマーク・マックミレンに国際電話して「教えてよ?」って言ったら、「新曲には絡んでいないんだ、、、ボビーがひとりで作ったって聞いたよ」だって、う−ん残念ながら今も不明です。


1.Everytime You Say My Name(New Song)
2.Special To Me
3.Heart Of Mine
4.Next Time (I Fall)
5.Stay With Me
6.My Flame
7.Real Thing
8.Janet
9.Come To Me
10.Stuck On You
11.Promised Land 
12.Loving You
13.Jamaica
14.All Or Nothing At All
15.Never Loved Before
16.What You Won't Do For Love


Songmaster-2 Original Release: 22/Aug/2001(JAPAN)

8月22日発売予定の日本版ベストは国内オリジナル選曲。日本では3枚目となるベスト盤ですが、先に発売されたアメリカ盤とはコンセプトが異なっています。ソングライター的立場からボビーの曲をカバーあるいは提供した作品のみを集めた仕様となっています。

1.Everytime You Say My Name(New Song)
新曲である<Everytime You Say My Name>を高橋真梨子さんに提供したと言うのも絶妙のタイミング。めでたくオープニングを飾っています。

2.Special To Me
アイドルグループ、ウインクが89年にカバー。この年日本で開催されたワールドカップバレーボールのイメージ曲でした。95年にはリミックス・ヴァージョンとしてリメイクされています。

3.Heart Of Mine
ボズのバージョンが有名ですが、J-POPのペニーと当山ひとみのヴァージョンもお薦めです。

4.Next Time (I Fall)
この曲といえばやはり、ピーター・セテラ&エイミー・グラントですが、ラテン界の貴公子、ウイルキンスのヴァージョンも最高。

5.Stay With Me
映画『竹取物語』でのピーター・セテラの名唱が忘れられません。サントラ盤は既に廃盤。

6.My Flame
ヴァネッサ・ウイリアムスがベスト盤の中でカバーしていましたが、92年にMorning & Jim Nicholsも一足先にボッサ調でカバーしていました。

7.Real Thing
93年にハワイの人気グループ、カラパナが『フル・ムーントゥナイト』でいち早くカバーしています。
彼らの来日公演でもマッキー・フェアリーが歌ってましたね。また、マッキー・フェアリーの95年のアルバム『バ−ニング・ブリッジ』で<リナ>をカバーしています。こちらも要チェックです。

8.Janet
84年にコモドアーズに提供したパーティーソング。

9.Come To Me
J-POPでは中西保二、ペニー、アコ、高尾直樹らがカバー、ハワイの人気グループ、セシリオ&カポノも92年に『Summerlust』でトロピカル風味なカバーを披露しています。

10..Stuck On You
ローラ・フィギーが早くも9年に『Introducing』でカバー、アンニュイな仕上がりとなっています。

11.Promised Land
元クール&ザ・ギャングのヴォーカリストであるジェームス JT テイラーに提供した作品。映画「Ghostbusters 2」のサントラに収録され、同年リリースされたJTのソロ作「Master Of The Game」にも収録されています。

12.Loving You
黒人AORシンガー、スティーヴィー・ウッズが1983年のアルバム『Attitude』でカバーしていました。
こちらは未CD化。

13.Jamaica
オランダの女性シンガー:サンドラ・リーマーが90年のアルバム『She's The One』でカバーーしていました。CDもリリースされています。

14.All Or Nothing At All
アル・ジャロウに提供した名曲、彼の88年のアルバム「Heart' s Horizon」に収録されています。

15.Never Loved Before
ロバータ・フラックに提供した名曲、82年のアルバム『I'm The One』に収録されています。
波だがこぼれおちそうな名バラードです。

16.What You Won't Do For Love
数え切れない程のカバー曲があります。紛れもなくボビーの代表作品です。
個人的にお気に入りカバーはジャニス・ペイソンのヴァージョン(85年:未CD化)。これカッコイイですよ!
近年はラップ系ミュージシャンが積極的にサンプリングしていますね。



CD(JAPAN)
CD:(Street Day:22/Aug/01)
CD,MT (USA)
CD:SIN-DROM SD 8956 (Street Day:19/Jun/01)

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